#おーえむ好動紀行

世界一フットワーク軽い店長を目指す男の、承認欲求高めのブログ

逃げる!

今日は日記みたいにつらつら書きます。

 

僕は高校1年生の時、クラスの大半の男子から無視された。

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体育祭で応援団をやるような。僕に言わせれば学校カーストの頂点にいるような人たちに。

 

無視された詳しい原因はわからないので、特に書かない。

僕にも原因があっただろうし、当時それに抗う術も見つからなかった。

ただ、そこまでやられるようなこと、したか?とは思ってた。

 

1学期の間は出身中学が同じ子とずっと一緒に行動してた。

その子は出身中学でも「イケてる子」だった。

今も変わらないが、影響力がありそうな人にちょこっとついて行くのは得意だ。

 

特に話が合うわけでもないけど、同じ中学出身という共通点だけで、ちょっと背伸びして友達ごっこをさせてもらってた。

 

急にその子を中心にみんなが口を聞いてくれなくなったので、僕は困った。

 

休み時間になるのがすごく嫌だったし、昼休みに弁当を食べる時も一人でとても寂しかった。

学校にあまり行かなくなった。

 

 

ある日の昼休み。突然、話しかけてくれたやつらがいた。

同じクラスの男子。

先ほどのカーストで言うと下層(失礼極まりないけど、許して)の放送部の子達だった。

ちなみに僕はカーストというピラミッドの中にすらおらず、更に下の地面に埋まっていた。

初めましての一言は

「よかったら、一緒に食べる?」

みたいな言葉だったと思う。

 

僕は逃げ場が出来た。

嬉しかった。

放課後、放送部の部室で、ギター教えてもらったり、オセロや遊戯王やトランプで遊んだりして。

気がついたら副部長になってた。

居場所が出来てよかった。

 

 

2年になった。

放課後は会えるけど、放送部の子とはクラスがバラバラ。

また休み時間が辛くなる。

他の放送部員はクラスにまた新しい友達が出来ていって、僕も頑張ってみたものの、うまくいかず。

また、学校に行きたくなくなった。

 

新しい逃げ場を探した。

 

そしてバイトを始めた。

新しい世界だった。

頑張れば認めてくれる人ばかりで、やりがいしかなかった。

いっぱい失敗した。

めちゃくちゃ怒られた。

けど、その倍は褒められた。

好きで7年続けた。

 

気がついたら入社して店長になってた。

店長になったら新しい事ばかりで、でも分からないことが誰にも聞けなかった。

3年、良い方法を見つけられないまま頑張った。いや耐えてただけか。

ちょっと無理かもしれないと思い始めてた。

 

僕はまた逃げ場を求めた。

現実世界でどこかに行く元気なんてないよ。と思う程には疲れ果てていて 、テレビやラジオでアイドルや芸人さんの発信を追い続けた。

そのうち、好きなアイドルが解散すると決まって、ショックを受けた。

仕事なんてどうでもいいや。

会えるうちに会いたい人たちに会いにいこうと思った。

 

今思えば現実逃避。

アイドルにも芸人さんにも面白い友達にも、日本全国、会いに行きまくった。

「また会いに来てくれたの?ありがとう。」

「また、君来てるよね?大阪から?バカだなぁ!」

こう言われるのが嬉しくて、行きたいと思った上で物理的に行けるところはどこにでもいった。

行って行って行きまくった。

 

そしたら、現在地が逃げ場だけになって。

僕には戻る場所が、元いた場所がなくなってた。

 

 

 

元の場所に戻ろうとした。

少しずつ。時間は掛かるけれども。

まだ前のようにはいかないけど、ようやくちゃんとした足場が作れてる気がしてる。

きっと逃げたことで気付けたことが沢山あったからだ。

 

また辛くなる時がくるかも知れない。

逃げ出したくなるかもしれない。

ただ前と明らかに違うのは、今はちゃんと自分を受け入れてくれる逃げ場があること。

それも1つじゃない、僕にはたくさん逃げ場がある。

 

 

先日、追い詰められてる子と話した。

時間がなくてちゃんと話す時間がなかった。

 

何も状況を打破するアイデアなんて無いんだけど、逃げてばっかの僕は、今 そこそこ楽しく生きてるよ。ってことだけは伝えたい。

 

自分に余裕がない時は「今、逃げ込める場所ががない!」って思うと思う。

だけど、どうか、まず逃げてみてほしい。

逃げ場は作るものって感じじゃなくて、逃げた先が結果として逃げ場になる可能性があるかもね。って感じだ。

 

申し訳ないが僕はこういった形でしか手を引いてあげれない。

 

もし、僕が手を引いた先が逃げ場になる可能性があるなら、また声を掛けてくれたら嬉しい。

 

その際は引っ張り方、引っ張り先は一切選ばせないけど、とにかく力一杯に手を引っ張ってあげよう。

 

楽しい逃げ場が見つかるといいね。

 

また話そうか。